管理職が身につけておくと、部下と面談する際や、
日ごろの会話でも活かすことができる「アクティブリスニング」(積極的傾聴)
当研修では、アクティブリスニングの基本姿勢や
傾聴のプロセスを理解していただき、
またロープレを通して自らの聴く姿勢・スキルの
「特徴・強み」や「課題」を把握していただきます。
管理職、役員
管理職が部下と積極的にコミュニケーションを取っていくことは、部下のモチベーションを上げたり、能力を引き出したり、問題を解決したりしていくために必要です。
組織内でダイバーシティ&インクルージョンを進めていくためにも欠かせません。
そのため管理職と部下との面談の機会を増やしている企業もありますが、管理職側に「傾聴」に対する知識やスキルがないと、面談を行っても効果がなかったり、場合によっては逆効果になってしまうこともあります。
しかし、社内で傾聴について学ぶ機会は乏しく、個人的に学習したとしても、自分の長所や問題点を客観的に把握するのは難しいことです。
聴くスキルについて、客観的な目線がある中で、学んでいただく必要があります。
当研修では、まずアクティブリスニングの基本的態度についてご理解いただき、次に傾聴のプロセス(受容、共感、確認、質問)についてもご理解いただきます。
そして、相手のこんな言葉に対してどんな返事をしたら、「受け止めてもらえた」、「続きを話そう」と思えるかということを、具体例を出しながらお話ししていきます。
次に、3人1組でロープレに臨んでいただきます。
傾聴力をチェックするシートに基づいて評価をし、お互いにフィードバックをします。
ケース検討では、想定したケースについて、どのような言葉をかけるべきか、グループで意見を出し合っていただきます。
最後に、全体ロープレを行います。
代表者2名に話し手と聞き手になっていただき、そのロープレを全員で見ます。
話し手には、事前に決めた条件に沿って聞き手に相談をしていただきます。
聞き手の対応について、シートに基づき、受容、共感、確認、質問の各プロセスについて評価をしていきます。
他人の面談を客観的に、自分だったらどうするかを考えながら見ることで、より深い学びを得ることができます。
講師からのフィードバックも、的確で参考になるというお声をいただきます。
これらの体験をすることで、受講者は、積極的傾聴について理解するだけでなく、自分自身の聴く姿勢の強みや課題を把握できるようになります。
講義部分を動画にして事前学習していただき、よりロールプレイに時間を費やすことも可能です。
・アクティブリスニングの基本的態度
・傾聴のプロセス、ポイント
・面談の流れ、ポイント
3人1組でロールプレイング(3ラウンド)→チェックシートに沿って傾聴力をチェック→フィードバック
3つのケースについて、グループで「想定される状況・気持ち」、「自分が感じたこと」、「最初の返答」、「解決策を一緒に考える応対」などについて話し合う
3つのケースについて、話し手と聞き手各1名が、皆の前でロールプレイング→話し手の感想→講師のフィードバック
◆積極的傾聴を実施するためのスキル、姿勢が理解できた。
◆ケース検討では、同じ情報に対してもグループ内の各自で印象が違っていて驚いた。
◆ロープレで、自分の無意識の癖に気付いた(髪を触る、ペンをカチカチするなど)。相手が話しにくくなることもあると思うので気をつけたい。
◆相手の話を聞こうという姿勢や、相手の話に興味を持って聴くことの大切さを感じた。
◆思いついた順に質問してしまうが、ストーリー立てて聞くことの重要性に気がついた。
◆講師からのフィードバックにより、事実確認ばかりで、心の部分を聴けていなかったことに気付いた。
◆状況が一緒でも気持ちが違うのに、ああ、このパターンね、と決めつけてしまっていることに気付いた。先入観を持たずにフラットに話を聴くことが重要だと思った。
◆プロによるヒアリングテクニックや、各人に対する細かいフィードバックをいただけて、得難い情報を得ることができた。
◆ロープレは少し恥ずかしかったが、客観的な意見を聞けるのは非常にためになる。自分だけではなかなか気付かないので。
◆講義で聞いたことをロープレで実践する流れが良かった。繰り返していくことでスキル向上につながると思うので、職場に戻っても行っていきたい。職場で行うきっかけになったという意味でも有意義だった。
1995年大手損害保険会社へ入社。2000年研修部門に異動し、新入社員研修、女性昇格者研修、OJTトレーナー研修、各種スキル研修の企画・講師を5年間担当。2005年、組織風土改革のコンサルティング会社へ転職。
2009年独立。株式会社これあらた代表取締役(夫と共同代表)。上場企業・中小企業・教育機関などの管理職・従業員や大学生を対象に、各種研修の企画・講師、キャリア相談に取り組む。
女性社員の苦労や悩みと、女性を育てる管理職の苦労の両面を踏まえたセミナーが特徴。
保有資格:キャリアコンサルタント(国家資格)、CDA、2級ファイナンシャルプランニング技能士、ジョブカード作成アドバイザー(厚労省)、精神保健福祉士(ストレスチェック実施者)、社会福祉士、等
著書:「期待している人が辞めずに育つ女性部下マネジメントの教科書」