パワハラ防止対策を義務づける法律が施行され、
企業内での取り組みが本格化しています。
当研修では、なぜパワハラが起きるのか、どうすれば防げるのかを、
アンガーマネジメントの観点から学んでいただきます。
知識面だけでなく、自己の価値観を客観視する演習を通じて、
パワハラにつながる思い込みにも気付いていただきます。
また、「叱る技術」についてもお教えいたします。
管理職、役員
企業内のパワーハラスメント防止対策を義務付ける法律が、大企業では2020年6月から施行され、中小企業でも2022年には施行されます。
それを受けて、ハラスメント防止への取り組みが企業内で本格化しています。
しかし、パワハラとはどういうもので、なぜ起こり、それを防ぐためにはどうすれば良いのかということを学ぶ機会がないと、未然に防ぐことはできません。
管理職世代と若手社員の価値観の違いは大きくなっており、歩み寄る努力をせずにパワハラ的な言動で従わせようとすると、事態は悪化するいっぽうです。
逆に、パワハラを恐れるあまり言いたいことも言えないようでは、本来あるべきコミュニケーションが成り立ちません。
パワハラについて自ら書籍等で学ぶことも有効ですが、知識を得るだけでは職場で応用するのが難しい場合があります。
また、加害者意識が薄いこともパワハラの特徴ですので、個人的に勉強をするだけでは気付かないこともあります。
パワハラが発生する原因は様々ですが、その中で主要な「感情のコントロールができない」と「相手のことを尊重できない」という点に焦点を当てます。
「感情のコントロール」については、パワハラにつながる「怒り」のメカニズムを理解し、対策法を学んでいただきます。
精神論ではなく、心理学に基づいた手法をご紹介します。
「相手の尊重」については、自分の持っている価値観を棚卸しする演習を通じて、パワハラにつながる無意識の思い込みへの気付きを促します。
さらに「叱る」技術についても取り上げます。パワハラと受け取られないため、叱る時のコミュニケーションの留意点についてご理解いただきます。
当研修は、講義でパワハラについての知識や技法を学ぶだけでなく、演習やロールプレイを体感することで、学んだ内容の歩留まりを高めることができるようになっています。
・パワハラとは
・パワハラとアンガーマネジメントの関係
・怒りが生まれるメカニズム
・個人演習、グループワーク
・衝動のコントロール
・思考のコントロール
・行動のコントロール
・個人演習、グループワーク
・「叱る」とは
・叱る時のコミュニケーションの留意点
・ロールプレイ
◆部下の指導が苦手だったが、どう伝えればよいかわかった。使ってみたい。
◆部下とうまくコミュニケ―ションを取っていく上で、非常に参考になる話だった。
◆「怒り」そのものが悪いわけではなく、その伝え方や自分の持つ許容範囲の問題という話がとても新鮮だった。
◆グループワークは、他人の価値観が自分とは違うことを実感できる良いワークだった。多くの気付きがあった。
◆わかりやすく、簡潔にポイントを挙げてご教示いただいたので、社内の他の人にも伝えられる。
◆パワハラを恐れて必要な指導ができなくなることがないよう、指導とパワハラの境界を理解して欲しいので、全管理職が受講すべき。
◆社内にパワハラに関するパンフレット等はあるが、それを読むのとこのような研修を受けるのとは全く違うと思った。
◆アンガーマネジメントという観点からのパワハラへのアプローチは新鮮であり、また本質的であると思った。
大学卒業後、大手通信会社に入社。人材開発部門にて若手社員育成、女性活躍推進、マーケティング、経営企画等に従事。1999年に社会人向け教育機関に転職。企業研修部門でマネジャーとして人材育成コンサルティングやリーダーシップカリキュラム開発プロジェクトに参画。
2012年にキャリアコンサルタント、研修講師として独立。企業内研修を多数請け負うほか、年間のべ約200名の働く個人からの相談に従事。
働きやすい職場づくりのコンサルティングにも取り組んでいる。
研修分野は、ダイバーシティ、女性活躍推進、アンコンシャス・バイアス、アンガーマネジメント、ハラスメント防止、リーダー育成、コミュニケーション、メンタルヘルス、キャリアデザイン、等
保有資格:国家資格キャリアコンサルタント、キャリア・コンサルティング技能士2級(熟練レベル)、産業カウンセラー、アンガーマネジメント・ファシリテーターなど