アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)について理解し、
自らの思考スタイルの傾向を知りそれをコントロールすることで、
職場のコミュニケーション改善を図ります。
アンコンシャス・バイアスは、パワハラや
セクハラなどのハラスメントにもつながります。
ハラスメントが起こる原因についてもご理解いただくので、
その防止にも効果的な研修です。
管理職、役員、一般社員
アンコンシャス・バイアスとは、自分自身が気づいていないものの見方や捉え方のゆがみ・偏りを言います。
考える以前に瞬時にかつ無意識に起こる知的連想プロセスの一つであり高速思考ともいえます。
アンコンシャス・バイアスは、日常の何気ない言葉や表情、態度やしぐさの中に潜んでいます。そしてこのバイアスは、組織メンバーのモチベーションを低下させたり、時にはハラスメントに結び付いたりすることもあります。
さらにやっかいなのは、自分の価値観や信念は、自分にとっては「あたりまえ」「普通」と思い込んでいるので、なかなか自分では気づきにくい点です。
社員の多様化が進行しているため、アンコンシャス・バイアスが組織に悪影響を与える場面が増えています。
アンコンシャス・バイアスを放置していると、ハラスメントが発生するリスクのみならず、組織の成長が阻害されて経営にも悪影響を及ぼす可能性があります。
ハラスメントについてご理解いただいたあと、ハラスメントが起こる背景についてもご理解いただきます。
次に、アンコンシャス・バイアスとはどういうものかをご理解いただき、ご自身の思考スタイルの傾向を知っていただきます。
グループワークでは、自身のアンコンシャス・バイアスに気付いていただき、また動画のケースを視聴いただきどこにアンコンシャス・バイアスが潜んでいたかを話し合っていただきます。動画のケースは、態度や表情からもアンコンシャス・バイアスを読みとることができます。
アンコンシャス・バイアスが日常のコミュニケーションにどのような影響を及ぼしているかをご理解いただくことで、職場に戻った後、ご自身のコミュニケーションを見直し、職場のメンバーとの関係性の改善につなげることができます。
アンコンシャス・バイアスが引き起こす可能性があるハラスメントについてもご理解いただくため、ハラスメント防止にも効果的です。
・講義:ハラスメントとは/パワハラの6類型
・グループワーク:ケースを読み、どの部分がハラスメントにあたるかディスカッション
・講義:ハラスメントの起こる背景
・講義:アンコンシャス・バイアスとは/バイアスのパターンとその影響
・個人ワーク:自分の思考スタイルの傾向を知る
・グループディスカッション:自分のアンコンシャス・バイアスに気付く
・グループディスカッション:事例(動画)にみるアンコンシャス・バイアス
・講義:柔軟な思考スタイルを手に入れる/アンコンシャス・バイアスコントロール5つのヒント
◆自分の中にも無意識のバイアスがあることに気づけた。日々のコミュニケーションでハラスメントにならないよう気を付けたい。
◆アンコンシャス・バイアスが職場に与えるマイナスの影響について理解できた。
◆動画のケースは、客観的に見ることができたので気付いたが、自分が話したり聞いたりしている時はどうだろうと不安になった。今後気をつけていきたい。
◆統計データや理論的裏付けがしっかりあって説得力があった。
◆ワークやディスカッションが適度に盛り込まれていて、考えが深まった。他の人の意見を聞き、自分の考えの偏りに気付くこともあった。
◆アンコンシャス・バイアスは、女性に対してだけでなく、若手層や経営層に対しても持っていることに気づいた。教えていただいたスキルを活かしてコミュニケーション改善につなげたい。
◆管理職層だけでなく、多くの人が知っておくべきことと感じた。
大学卒業後、大手通信会社に入社。人材開発部門にて若手社員育成、女性活躍推進、マーケティング、経営企画等に従事。1999年に社会人向け教育機関に転職。企業研修部門でマネジャーとして人材育成コンサルティングやリーダーシップカリキュラム開発プロジェクトに参画。
2012年にキャリアコンサルタント、研修講師として独立。企業内研修を多数請け負うほか、年間のべ約200名の働く個人からの相談に従事。
働きやすい職場づくりのコンサルティングにも取り組んでいる。
研修分野は、ダイバーシティ、女性活躍推進、アンコンシャス・バイアス、アンガーマネジメント、ハラスメント防止、リーダー育成、コミュニケーション、メンタルヘルス、キャリアデザイン、等
保有資格:国家資格キャリアコンサルタント、キャリア・コンサルティング技能士2級(熟練レベル)、産業カウンセラー、アンガーマネジメント・ファシリテーターなど